「世界大学ランキング2位」の学校案内
世界の名門大学「ケンブリッジ大学」【傾向編】
ニュートン、ベーコン、ダーウィンなどケンブリッジの名だたる卒業生
そしてケンブリッジ大学の最大の特徴は、1対1の指導といえます。大学では学生に対する個別のサポートが手厚く、全てのカレッジに学生のための各分野の専門家が指導教官として配置されています。学生が悩んだり、意見を聞きたかったり、新しいアイデアについて議論したい場合などに指導を受けることができるのです。指導を受ける頻度はコースによって違いますが、通常、週に1~2時間指導教官に相談することができます。
世界に誇る名門大学のケンブリッジは、数多くの先駆者、天才、鬼才を送り出してきました。あらゆる分野で優秀な卒業生を輩出していますが、特に数学と科学の分野が最も有名かもしれません。アイザック・ニュートン、フランシス・ベーコン、チャールズ・ダーウィン、ジェーン・グドールは、ケンブリッジに在籍したことがあります。
さらにケンブリッジ出身の哲学者、宗教学者、政治家も数多くいます。イギリスの首相は15人、外国の首脳では少なくとも30人、国王でも少なくとも9人、そしてアメリカ独立宣言の調印者の中で3人がケンブリッジの教育を受けています。
日本人の卒業生はどうでしょうか? 三菱財閥の4代目総帥である故岩崎小弥太氏、SBIホールディングスのCEOである北尾吉孝氏など、特に政治やビジネスの一線で活躍する人材を輩出しています。日本では、ケンブリッジ大学と慶應義塾大学両校の卒業生による集まり「ケンブリッジ三田会」なるものも開かれているといいます。
最後に永遠のライバル、オックスフォードとの関係に触れないわけにはいきません。
イギリスの中で一番目と二番目に古い名門大学として、オックスフォード大学とケンブリッジ大学は総称してOxbridge(オックスブリッジ)と呼ばれており、長年にわたるライバル同士でもあります。このライバル関係の象徴として年に一度開かれるボートレースでは、オックスフォードとケンブリッジがテムズ川を下るレースをします。ケンブリッジは理系に強く、オックスフォードは文系が得意であるという見方もありますが、これは過去の話といっていいでしょう。今は両大学ともお互いに理系・文系に何ら差はなく、世界1位、2位を争うレベルで突出しているのです。